空き家バンクって何？利用して売却するメリットや流れをご紹介

これから空き家を売ろうと考えている方のなかには、買主が現れるかどうか不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
空き家バンクは空き家を有効活用したい買主と出会うためのサービスとして利用されていますが、いくつかの注意点もあります。
そこで今回は空き家バンクとは何なのかをご説明するとともに、空き家バンクを利用するメリットとデメリット、流れについてご紹介します。

不動産売却における空き家バンクとは？

空き家バンクとは、空き家を売ったり賃貸に出したりしたい方が登録して、買主や借主を探せるサービスです。
一般的な不動産情報サイトと違って自治体が非営利で運営している点、空き家に特化している点が特徴的です。
空き家バンクが誕生したのには、日本全国で空き家が増えて不法投棄や放火などの犯罪が起きやすくなったり、倒壊などの危険性があったりする背景が関係しています。
空き家が増え続けると、とくに人口の少ない地域では治安の悪化につながりやすいため、少しでも空き家を減らそうとする取り組みで空き家バンクが生まれました。

空き家バンクを利用して売却するメリットとデメリットとは？

空き家バンクを利用すると、一般的な不動産業者に仲介してもらう売却方法と比べて安い費用で売れるメリットがあります。
不動産業者などに売却を依頼すると仲介手数料が発生しますが、空き家バンクは非営利なので仲介手数料が発生しません。
価格によっては50万円以上と高額な仲介手数料がかかる物件もあるため、コストをなるべく抑えたい売主におすすめです。
また、ネット上に空き家情報を公開することによって、買主が見つかる間口を広げることにもつながるのです。
最近では空き家バンクの認知度も少しずつ高まっていて、不動産を安く買いたい、古民家をリノベーションして有効活用したいなどの目的がある方に見てもらいやすくなっています。
ただし空き家バンクは、不動産売買にくわしい仲介業者のサポートを受けずに売主と買主が直接取引するため、予想していなかったトラブルが起きやすいというデメリットがあります。
また、内覧を受け付ける際の日程調整や案内も売主でしなければなりません。

空き家バンクで売却する流れ

空き家バンクを利用するには、以下の条件をクリアする必要があります。

• 不動産業者に売却依頼（媒介契約）をしていないこと
• 物件が所在する自治体に空き家バンクがあること
• 建築基準法に違反していないこと
• 自治体の最高責任者から空き家バンクを利用するのに適していると判断されること

条件をクリアしたら、不動産の所有権を証明する書類などを提出したうえで登録をおこないます。
買主候補者が現れたら、条件面について交渉をおこない売買契約を結ぶ流れです。
空き家バンクで売る方法だけでは情報を広めにくかったり、トラブルを防ぎにくかったりするため、早く安全に売りたい方は不動産業者に相談してみるのもおすすめです。
不動産業者を利用することで空き家の管理も行うことができますので、気軽にお問い合わせください。

まとめ

空き家バンクは安く売却できる魅力がある一方で、買主を見つけにくい、トラブルが起きやすいなどの注意点があります。
管理も丸ごと任せたいなら不動産業者に相談してみることもおすすめです。
高井田本通を中心に、東大阪市で不動産売却をサポートする「株式会社モット不動産販売」では、ホームページより24時間、無料査定依頼を受け付けております。
不動産売却でお困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。